大分は九州か?

大分に住み始めて2年めである。同じ九州の佐賀出身であり、だいたい同じだろうと思っていたが、ひとつ大きな違いがあった。言葉が九州でないのである。ここ大分では「ばってん」「せからしか」「よかよか」とは誰も言わない。「せちい」とか「よだきい」とか、どちらかといえば、四国や関西に近い。なぜか?その昔、自動車や鉄道もなかった時代の交通手段は船である。大分は瀬戸内海で都(京都)につながっており、その影響ではないだろうか。あらためて九州の言葉を考えてみると、佐賀、福岡、長崎、熊本の4県はだいたい同じである。鹿児島は薩摩藩の時代に、独特の言葉ができたのでしかたがないとして、あとの大分と宮崎の言葉は似ているような気がする。

 大分では、「九州として・・・」とかの、九州をくくった言い回しをあまり聞かない。目先が九州に向いていないというか、九州としての自覚がないというか、九州としての仲間意識が薄いような気がする。やはり、言葉が違うためなのだろうか。

 子供のころ、学校の教科書で太平洋側を表日本、日本海側を裏日本と呼んでいた。しかし、九州で表、裏とあえて言えば、やはり、表は九州弁のマジョリティを持っている4県だろう。九州新幹線をはじめ、高速道路などやはり陽があたっていると言わざるをえない。とすれば、裏九州は太平洋側に面する大分、宮崎ということになるか。しかし、これに厳として異を唱えるのが、東北の太平洋岸出身の私の妻である。冬に佐賀に帰省すると、たいてい雪にあい、時として雪かきをするはめになる。佐賀は断固裏九州だという。まあどうでもいい話であるが。道州制の話が出てくる度に思い出す。

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