ビーバーは欠かせない

大分で農業をするようになって”ビーバー”という機械をよく使うようになった。いや、よく使うというより、無ければ困るのが”ビーバー”という機械である。さらに言えば、大分で農業をやっていて”ビーバー”を持っていない人は、まずいないだろう。しからば、ビーバーとはなにをする機械か?結論から言えば草を切る機械、つまり、世の中でいうところの、草刈機または刈払機のことを、ここ大分ではビーバーと呼んでいるのである。地元の人に「なぜ、ビーバーと呼ぶのか?」と、誰にかれに聞いても「知らん」「昔からそう言っちょる」と言われる。私が”ビーバー”と聞いてピンとくるのは、どこそこかのメーカーの「ビーバーエアコン」である。また、外国の小さい獣でそんな名前のがいたような気もする。申し訳ないが、ビーバーと言って草刈機のこととわかるのは、おそらく大分の人だけだろう。

 ところで、なぜ「ビーバー」と呼んでいるのだろうか。気になって眠れない、とまでは言わないが、やはり気になる。いつものようにgoogleで検索してみた。すると、案の定、Y機械工業という農業機械メーカーで、ビーバーという商品名の草刈機がヒットしたのだ。つまり、真相はこうだ。○○年前、大分の農協で「鎌を使うより、能率50倍です」「”ビーバー”と言います。ひとつどうですか」と販売にきたのである。人のよい大分の農民は、ちょっと高いがまあいいか、と次々に買い求め「ビーバー」「ビーバー」と言って重宝し始めたのである。勝手な憶測であるが、たぶん。Y機械工業の販売戦略は大成功とあいなったのである。しからば、大分では、このビーバーという商品名の草刈機を使っている人ばかりなのだろうか? 地区の共同作業の時、なにげに調べてみると、実に様々なメーカーのものがあることに驚いた。そして、その中にY機械工業のものをついに見つけることはできなかった。私はとても複雑な気分になった。大分で、代名詞になるほど草刈機の復仇に貢献したY機械工業を称えるべきだろう。そして、申し訳ないが、我が家の2台の草刈り機も、R社とH社のもであることを告白しておきたい。

 

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