アマカエル


我が家の白いポストの上にアマガエルが居ついている。昨年もいたが、カエルの個体認識(識別)ができないので

同じカエル(2年越し)なのか、それとも子孫なのかはよくわからない。去年は、ポストにいたと思えば、白い壁に張り付いていたりと、落ち着きがなかった。今年のカエルは妙に寡黙である。じっと壁をみつめ?ひたすら考え事をしているようである。と、思ったある日、突如悟りを開いたのか、表札の隙間にはさまっているではないか。なぜ、そんなところに好き好んでいるのか不思議だ。ん?背中をよく見ると黒い筋が斜めに入っている。私はピンときた。そう、小学校のころ担任のW先生から言われていたことを思い出したのだ。悪さをした後、ひっぱたかれながら「相手の身になって考えなさい!」。それ以来、私は何かあると、相手の身になって考える癖がついたのだ。自分が猫だったら、やっぱし藁のある小屋の二階で寝るな、とか。今回も、”自分がカエルだったら”と考えてみた。そうである、壁はポストより冷たく涼しい、夏に涼しいところを求めるのは誰でも一緒だ。しかし、壁は冷たいけど、垂直の壁は足の吸盤だけで長くいると疲れる。そんなら、表札の隙間に挟まっていれば楽ちんだ。そう、単に横着しているだけなのだ。だんだん、私に似てきたたような気がする。飼い主に似てくるというし?。

 仏教の世界で輪廻転生という考えがある。生まれ変わったら何になるのか。私はいつのころからか、カエルかな、と思うようになった。特にアマガエルを見ると、他人のような気がしないのである。自分の前世か、来世か?反対に、生まれ変わりたくないのが牛である。実家で農耕用の牛を飼っており、その餌やりをやらされていた。切った藁と草に、ダノ水と呼んでいた台所の残飯を入れたバケツを混ぜ入れ、与えていた。牛にタダ飯は食わせられない。田んぼの中に入り耕うんをさせられるのだ。怖い父に「ピシッ、ピシッ」と鞭を打たれながらである。痛いな、きつそうだな。牛にはなりたくないな。話はそれるが、犬も好きではない。人様にやたら吠えたと思ったら、飼い主には尻尾を振って媚びる。「お前は、自分が情けないと思わないのか!」「そういう人生?でいいのか!」と、説教したことも何度かある。それに比べカエルは自由だ。

 

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