山吹そして福島の花

我が家の石垣の上に咲く、山吹の花が満開である。鮮やかな、そしてしっかりとした濃い黄色、文字通りの”ヤマブキ色”である。やはり黄色やyellowという言葉では表現できない色と思う。

 

もうひとつ、色の名前で思い浮かべるのは桃色である。東京でサラリーマンをしていた時に、2年ほど福島に単身赴任していたことがある。会社・工場は福島市の郊外、田園地帯にあり、近くに桃やリンゴの果樹農家が多くあった。その中で昼休みのランニングで知り合ったY農園の果樹は、とても甘くふくよかな味がした。季節になれば毎日のように出入りしていたものだ。

 

そんな福島の楽しみの一つが、早春に咲く桃の花であった。”しっかりと色の乗ったピンク”とでも言おうか、「これがホントの桃色」と思ったものだ。おそらく広がる桃畑や、その香りを含めて感じる”桃色”であったのだろう。

 

福島で花と言えば「花見山」である。これは個人の山をそっくり花畑にしたもので、4月中旬になると、梅・桜・桃など様々な花が一斉に咲きほころぶ。まるで、”花さか爺さん”に灰をまかれたあとのように素晴らしい景観で、桃源郷とはこの地を言うのではないかと思っている。

 ちなみに、花見山は入場料はないが、近くの駐車場では駐車料金が必要である。JR福島駅から直行のバスも出ているため、バスをお勧めしたい。

 

そして、桜と言えば三春の「滝桜」である。樹齢1000年を超えると言われえる一本桜で、すり鉢状の公園の中央部に、まるで滝が流れるように雄大に咲くしだれ桜である。地元の人は「もう、お婆さんですよ」いうものの、日本三大桜の名に恥じないすばらしい桜である。

 花見山も三春の滝桜も今が見ごろである。 

 

Y農園から定期的に便りが届く。福島全体が厳しい現実となっているものの、美味しいものを、喜んでもらえるように、と頑張っておられる姿もまた伝わってくる。これからもY農園の果樹を通じて、福島に関わり続けていきたいと思っている。

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