今年もホタルが

今年もホタルがやってきた。そろそろかなと思って、夜中の2時過ぎに外に出てみると、我が家の前を通る水路(緒方井路)にホタルが3匹ほど飛んでいた。

 

残念ながら”舞う”と言うほど数はいない。地元の人に聞くと、昔はもっとたくさん飛んでいたという。しかし、ホタルの餌となるカワニナという貝の一種が少なくなるにつれ、ホタルも減ってきたそうだ。水路を使う私達農業者にとっては、側溝などコンクリで固め、畔草など無い方が水漏れが少なく、また草刈りも少なくて済み管理し易い。しかし、そこに住む生き物にとっては迷惑な話なのだろう。

 

東京に住んでいたころ、旅先でホタルを見ると、こういう環境は残さないいけない。と素直にそう思っていた。そして、ここ大分で田舎暮らしを始めて3年目。田畑を耕作し、自分で水路を管理する立場になると、話はそう簡単ではないことを思い知らされた。人として、生活を便利に、そして快適な環境を作れば作るほど、生き物にとっては住みづらくなるようだ。

 

 ”たまに来る田舎”、つまり都会目線の田舎から、”ずーっと住む田舎”、田舎目線の田舎に変わった今、生活と自然の関係をとても身近に感じるようになった。

 

ところで、我が豊後大野市にはホタルの名所がある。隣の清川町から三重町にかけての山あいに「白山(ハクサン)川」という清流に飛ぶホタルの数は半端ではない。まさに”乱舞”している。2年前、知人に連れられた初めて見た時は、ほんとうに驚いた。稲積水中鍾乳洞付近を中心に、日本中のホタルが集まり、まるで夜な夜な盆踊りでもやっているかのように、ホタルの群れが何か所もあるのだ。

 

昨年、白山川のホタルはやや少なかったような気がした。我が家のホタルも同時に2匹までしか見なかった。さて、今年はどうだろうか。やっぱり、この季節ならではの楽しみである。 

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