ツバメ?の巣

我が家の軒先で、なにやら鳥が巣作りを始めた。実は2年前の春、我が家の長ーい軒先にツバメが飛んできて、やたら覗いていたのだ。あわてて板を張り付けたものの、結局その年も、そして昨年も巣作りはせず、電線の上に休んで遠目に我が家を見ているだけだった。

 

そして3年目、ついに巣作りを始めたのだ。当然、ツバメだろう。静かに見守ることとした。妻に「知らんふりしてるんだよ」と言うと、「そういうあなたが、きょろきょろ覗き見してるじゃない」「鳥に不審がられるよ」と、逆に意見されてしまった。

 

巣作りを始めて2日目、我慢できず踏み台で覗いてみると、畑の枯草などが丸まっていた。ツバメの巣ってどんなんだったっけ? 隠れて近寄って来る鳥を観察した。すると、なんだか羽根が茶色っぽいではないか。妻に「茶色のツバメっていたっけ?」、「茶色?」「ツバメは黒でしょう」「それスズメじゃない」と素っ気ない返事。

 

「そんなことはない」「茶髪のツバメかもしれない」「そうだ、外人のツバメかも」・・・「茶髪のツバメ?」はっはっはっと妻は笑っていた。

 

諦めきれない私は、インターネットで調べてみた。すると、ツバメの巣として土を塗り固めたような写真が。・・・これは負けだな、どうみてもツバメじゃない。そして次第に巣が大きくなると、巣が大きくなってきて板から落ちそうだ。枯草の屑もやたら下に落ちている。

 

玄関前の縁側を毎日ほうきで掃除しているのは私だ。なんだか急にだらしない鳥に見えてきた。事の次第がわかると不思議なものだ。「どこから見てもツバメじゃないな・・・」

 

子供のころ農家で育った私は、ツバメは害虫を食べるのいい鳥。そしてスズメは稲穂を食べる悪い鳥、と単純にそう思っていたのだ。確かスズメを捕る鉄砲撃ち(狩猟)もよく見かけた。意識していなかったが、どうも私は鳥を差別しているようだ。

 

以前、電線に止まっているのは明らかにツバメだった。そう、鋭い飛び方で、”ツバメ返し”もハッキリわかった。ところが、巣作りを始めたころから電線のいる鳥が変わったように見える。

 

今のところ巣には卵はないようだ。妻が言うようにスズメだろうか、なんだかむく鳥のようにも見えるが。まあ、せっかく我が家に居ついてくれるのだから、なんでもいいので大事にしよう。そして我が家から無事巣立ってほしいものだ。

 

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