小屋二階の攻防戦

小屋の二階をめぐって激しい?攻防戦が続いている。そうだ、近所の野良猫が我が家の小屋の二階にある稲ワラが気に入ったようで、夜の寝床として出入りしているのだ。

 

田舎の小屋は野良猫にとって絶好の住処である。しかし、言うまでもなく私が想定している小屋の用途に猫の住居は入っていない。幼少のころ家で飼っていた猫を、時に湯たんぽ代わりに一緒に寝たりすることもあり、だれ彼構わず吠えまくる犬と違い、元来猫は嫌いでなかった私である。

 

だがしかし、今は一家の主?(一応、妻からそう呼ばれているのだが・・・)として家を管理運営する身である。”好きにお使いください”とは言えないのである。 軒先や天井裏など、わずかの隙間を見つけては、当たりかまわず入ってくる。時に小屋の中の収穫物に悪さをすることもある。断じて許すまじ。

 

スキあらばと潜り込んでくる猫。そうはさせまいとと、あの手この手で防御する私。正にイタチごっこではなく、ノラネコごっこ?である。小屋の二階への出入口は人間様から見れば一か所だが、たぐいまれな柔軟性とジャンプ力の優れた猫の能力はあなどれない。数々の防御線は易々と越えられたのだ。

 

そして先月、私は小屋二階の境界際を段ボールで城壁を作ったのだ。名付けて”万里の長城作戦”である。「完璧だ」と油断したのが良くなかった、今度はその脇の垂直な壁を、その鋭い爪を立てて登られたのだった。・・・敗北だ。

 

だが、諦めの悪い私は、本日(7/16)ついに最終手段に打って出た。名付けて”封鎖作戦”。出入り口になっている空間を板で全面封鎖したのだ。じゃ最初からそうすればよかったのに、と思われそうだが、これには大きな問題がある。二階に上る時その都度外す手間がかかるのと、見た目が悪いのだ。私は板の置き方を工夫して取り外しを容易にした。見た目にはもうかまっていられない。

 

「完璧だ」と妻に報告すると。さらりと「これで何回目の完璧ですか?」・・・

 

どうも妻は、猫と遊んでいる、いや遊ばれている、くらいにしか思っていないようだ。

親の苦労子知らず、じゃなくて、夫の苦労妻知らずである。田舎暮らしの男はつらいのだ・・・

万里の長城
万里の長城
封鎖作戦
封鎖作戦

問合せ

☎:090-6709-0484

☎:0974-27-2054

紅型(ビンガタ)タペストリ

2021年鶴亀

アクセスカウンター
カラコン 通販ダイエットサプリピアス通販モテコン