必殺!ハエ取り紙作戦

夏の草は本当に成長(いや、伸び)が早い。草刈りしても、1週間で歩いて邪魔になる程度になる。したがって身近な場所は、2週間もすればまた草刈りである。

 

草刈に付き物なのがブヨ(ブト)である。免疫がついてきたとはいえ、刺される大変痛い。そこでむぎわら帽子に網を被っての作業となる。だがしかし、敵もさるもの、その網の隙間をくぐって侵入してくる輩がいるのである。

 

私は真剣に対策をねった。ちなみに”シンケン”と言う言葉は大分の方言でもある。夕方6時台のNHKローカル放送のタイトルは「しんけんワイド大分」である。よくわからないが一生懸命とかの意味らしい。大分に移住して3年目の私にとっては、まだ違和感のあることばである。

 

私がサラリーマンのころ、仕事の”改善活動”が好きだった。英語でKAIZENと代名詞になっているくらい、日本の製造業になじみの活動である。改善の極意は”金をかけずにチエを出せ”である。長年こんなことを仕事でやっていると、100円ショップで小道具をあさる癖がつく。そして、ダメ元でまずやってみる。Just do it !

 

「いいものがあった」ハエ取り紙である。早速、その日の夕方の草刈りで試してみることにした。どのように装着するかいろいろ考えてみた。虫(ブヨ)は完全防備のなか、唯一肌がみえる顔をめがけて被っている網に突進してくる。そうだ、この顔の前にぶら下げよう。

 

チラチラと、ちょっと邪魔くさいが麦わら帽子の前に紐で吊るした。「これで一網打尽」と、出かけに妻に防備を見せびらかした。「え~なにそれ」といいながら笑っていた。そして「人に見られないようにね」

 

いざ、草刈りを始めると、いつものようにブンブンと飛んでくる。そしてピタピタと音こそしないが、すべてハエ取り紙に吸い寄せられるではないか。入れ食い状態である。私は気をよくして明日の分まで草刈りをした。

 

そして、帽子を取って”成果物”を数えようとした。数百いや数千か?正に一網打尽。私は雄叫びあげた「まいったか!」

4個で100円のハエ取り紙、効果は絶大である。そうだ特許で出しとかなきゃ。といつもの仕事のクセが出そうになった。ちょっと無理かな・・・?

 

翌日、米作りの師匠、Tさんに自慢げに話をした。Tさんは「ほう」とだけで、意に反してあまり関心を示してくれない。そういえばTさんは草刈りの時も網など被っていない。「わしには寄ってこん」

 

そういう人もいるのである。いや、虫が相手を選んでいるのかも・・・あまり好かれたくないな~

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