3年目の掛け稲

ここ大分では、天日干し・かけ干しのことを”掛け稲”と呼んでいる。昔ながらの稲の乾燥法である。ほとんどの農家では乾燥機でやっているが、私はこのような機械を持っていないこともあり掛け稲で乾燥している。

 

稲の長期保存のために水分を15%程度まで乾燥させる必要がある。お米の美味しさとも密接に関係があると言われている。乾燥機では水分(%)を設定すると、自動的にやってくれるので便利だが、灯油と電気をけっこう使う。多くの農家では灯油をドラム缶で持っているらしい。

 

掛け稲は無限のエネルギーを持つ太陽と風に手伝ってもらうため、基本的にタダである。ただし有限の肉体を使う。けっこうきついが、収穫の楽しみのひとつとも言えるだろう。”田舎暮らしは体力勝負”を地でいく作業のひとつだ。

 

乾燥機が一晩で済むのに対して、掛け稲は2週間程度かけ、ゆっくり乾燥する。計器で乾燥の度合いを測っている。アナログ+デジタル農業である。多くの人に「掛け稲は美味しかろう」と言われる。たしかに美味しい。が、そのわけは諸説あるが定かでない。

 

また、昨年までは10m超の竹竿を直接使っていたが、使い勝手を考え、今年は3mの竹竿を4本つないで使うことにした。上に被せる雨避けのビニールをそろえるため、全体の長さを10mに揃え規格下した。23本、総延長は230mにもなった。

 

軽トラで竹を運ぶには3mが限度である。運搬・保管・設置とすべての作業を考えて適度な寸法にする必要がある。作業手順にも様々なノウハウがありそうだ。原始的な方法ではあるが、考えなければならないことは少なくない。

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