嘉風（よしかぜ）は今日も負けたようだった。ここ大分で暮らすようになり、夕方６時台のＴＶで地方ニュースをよく見るようになった。そしていつの日か相撲の大分出身の嘉風ファンになっていたのだ。季節になると否が応でも毎日郷土力士の結果を知ることになる。そして”洗脳”された結果である。

嘉風はヘンな力士だ。序盤で可勝ち続けると、必ずといっていいほど中盤から連敗する。ということで、結果は７勝８敗か、８勝７敗で終わることが多く、二桁勝利した記憶などついど思い当たらない。ようするにムラっけの多い力士なのだ。のらりくらりと幕内力士として食いつないでいるようで、ビシッと気合を入れてやりたくなることがある。

最高位は小結だったか？現在は幕内９枚め、”充当”な位置であるが、確か今月で３４才になる年である。

一度でいいから優勝してくれ、なんて言わないから、安心して見れる場所を一度いいから見てみたい。

大分のスポーツといえば、サッカーの「大分トリニータ」がＪ２に落ち２年めの今年、さらにパッとしない。なんと開幕から２連敗である。嘉風と同じだ。そりゃそうだろう。去年だったか、ごたごたした時に、監督は変えない、選手の補強もできない。おまけに金がない、と”三ない”である。

「ようするに強くなる要素が何もないのだ！」と私が一人で叫んでいたら、「そうかもしれないけど、かわいそうじゃない」と側から同情の声が・・・

そういえば「バサジイ大分」とかいうチーム名も時々耳にする。なんだっけ？と調べてみたら、フットサルという体育館でやる少人数のサッカー？らしい。聞いているとそこそこの成績らしいが、なにせ中途半端なことが嫌いな私である。肝心事にはならない。

朝のＦＭラジオで「大分のスポーツ」というのコーナーがあり、毎日何かしら喋っているが、無理やり話題をつくっているようで、なんだか痛々しい。サッカー選手として、大分出身の清武が海外で活躍しているのが唯一の救いのようだ。

もういい、サッカーは九州にはサガントスがあるじゃないか。ここに期待しよう。ガンバレ！サガントス　

何を隠そう私は鳥栖の出身である。当然の帰結か・・・