春の風物詩

最初に黄色の菜の花が咲く。そしてこれが合図となったかのようにき、柿の木が芽吹き草が生い茂り、虫が飛び始め、蜘蛛の巣が張る。そうしてヘビが出没し、私の祖先?かもしれないカエルが長い冬眠から目覚めてくる。我が家の春はこうやって始まる。


生き物たちが一斉に目覚めると人も動き出す。先ずはビーバー(草刈機)に油を入れ草刈りだ。そして自然の恵み、竹の子を掘り、そしてカマドで茹でる。そういえば今年の竹の子は出始めるのが早かった。といっても”初掘り”は言うまでもなく猪がこれを担う。3月の初旬には猪が掘った後を見つけた。


私が最初に竹の子を掘ったのは、猪が手をつけて10日余り経った後だ。それでもホンの先端を足先で探さなければならないので結構大変な作業である。猪のように鼻の利かない私の技は、事前の草刈りである。竹の子は地下茎に沿って出る。日当たりがよく地温が一定の温度になってから出るため、その当たりの草を刈って見つけやすくする。


先週、満開になった桜も強風にあおられてあっと言う間に散りはじめ、家の側の観音様の桜は、既に葉桜の様相である。開花は3月下旬と早かったが、散るのはさらに早くなったような気がする。


今年の春は雨が多いようにも感じる。もちろん雨が多くて喜ぶ者もいる、それは蛙である。よく観察していると雨の降りはじめのころ一斉に鳴き始めるようだ。


今年は蛙の援軍がいる。まぁ援軍というより風貌からしてカエルの指揮官と言うべきだろう。去年の秋、近所の方から譲り受けた石彫りの親子蛙である。どうどうと我が家の入り口に鎮座している。さぁ今年はあなたに本物の蛙達の演奏隊を指揮してもらおう。そして我が家に訪れるすべての方に”ブジカエル”と出迎え、そしてお見送りをお願いします。それがあなたの仕事です。

 

芽吹き始めた柿の木

散った椿の花に囲まれた、石堀りの親子蛙


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