クワガタがなんと・・・に

今年も田植を無事すませ、ほっと一息というところであるが、我が家に異変が・・・


いうまでもなく、ここ大分・緒方町は十分すぎるほどの田舎である。田舎に住んでいればクワガタの一匹や2匹(頭?)見たところで、どうということはない。ただそれは山や林、せいぜい畑の場合である。


ところがである。家の中に出没したとすれば話は少し違ってくる。しかも立て続けに3回目である。これが異変と言わずしてなんと称すればいいのであろうか・・・


我が家の玄関から家に入ると八畳大の土間になっている。土間は家の中にある”外”であるからして、土足で入ることになる。したがって、時に泥で汚れることもままある。人様は家の中という認識があり、相応の節度を持って(ひと通り泥を落として)土間に入るのがフツーである。


ところがこのような認識を持たない自然界の虫たちは、容赦なく入ってきたがるのはいたしかたがないことか。しかしだ、やっぱりタイル張りの土間にクワガタは合わない。しかも仰向けになって手?足をバタバタしていては、まるで様にならない光景である。、


先日、土間でこの格好悪いクワガタに遭遇した私は、思わず「なにやってんだ、こんなところで」と声をかけてしまった。私は情け深い人間である。すぐさま指先で起こしてやった。ところが何を思ったのか私の指先をその鋭い角で挟もうとするではないか。


「お前を助けてやっているんだよ、おれは」と声をかけても、やつは角を左右に大きく広げ、ファイティングポーズをとったままだった。よく見ると、けっこうかっこいいクワガタである。幼少のころ、カブト虫やクワガタを競って捕ったものである。カブトムシのメスよりオスが偉く。それよりもクワガタの方がさらに偉い。そう、角の大きさで価値が決まるのである。長く大きな角を持ったクワガタを特に”水牛”と呼んでいた記憶がある。


ともかくクワガタは人様の家の中にいてはいけない。山に戻してやろうと思ったが、せっかくだから妻に見せてからにしよう。とりあえずポストの上に置いてみた。ん?なんか不思議な光景である。白いポストの上は、夜になるとアマカエルの陣地でもある。”白いポストに鎮座するクワガタ”か、なかなかいいではないか?デジカメで撮っておこう、とほんの少しの間目を離して戻ったところ、既にクワガタの姿はそこにはなかった。


クワガタは羽根を持った虫であることを失念していたのである。ところで、このクワガタはどこから入って来たのだろうか?人の出入りでたまたま紛れ込んだにしては3回目とは多すぎる。何事も異変が3回続けば、なにかしら原因があるものである。たまたまではない、どこかにクワガタの進入路があるはずだ。


私はくまなく土間の中を探索し、ようやく電灯の引き込み線のところに隙間を見つけた。勿論、クワガタの足跡などわかるはずない。見つけ次第ひたすら埋める、しかないのである。


自然界の虫達に言いたいのはひとつ、TPOをわきまえて出てきてください



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