緒方町 小松明(こだい)火祭り

8/14夜、緒方町恒例の小松明(こだい)火祭りが行われた。高台にある我が家からこうこうと照らされた緒方平野を見おろすことができる。その昔は松明(たいまつ)そのものを使っていたらしく、お盆の迎え火では、”迎え提灯”を灯すのではなく、現在においても松明を小さな器に入れ、玄関先で燃やしいている家を多くみかける。

 

私の住む地区では、空き缶に灯油を入れ鉄パイプを切った中に布やロープを入れた物を芯として火をつける。まぁ手作りの石油ストーブみたいなもので、200ccの空き缶に半分ほど油を入れておけば一晩中燃え続け、周辺を照らし結構明るくなる。


もっとも、この松明の準備が大変である。当日のお昼過ぎ、軽トラに支柱となる竹竿をや石油松明?を積み込み、ひとつづつ設置していく。全部で4~500本ほどになろうか、暑い盛りの真昼間に全身汗だくになっての作業となる。

 

そして、後片付けは翌朝の早朝5時半から始まる。最初に来た年はなんと朝5時集合でやっていた。九州の夜明けは遅い。この時期5時はまだ暗く、懐中電灯片手に作業していた。いろいろ提案しようやく昨年から夜明けに合わせて5時半集合のスタートになったのだった。


当日、夜8時に松明に点火して回っていると、近所のHさんが散策していた。この祭りを見学する人はだんだん減ってきており、以前は里帰りの家族など結構人だかりがしていた、という。そして松明で明るくなった町を見渡しながら「この町もいつもこのくらい明るいといいんだけどね」・・・

  

いうまでもなく、ここ緒方町は十分すぎる程のに田舎であり、当然街灯は数えるほどしかない。したがって、夜は懐中電灯ががなしでは歩けない。以前、夜に自転車で出かけた時、水路に落ちそうになったこともあるぐらいだ。


もっとも、夜が暗いということは星がきれいに見えるということでもある。夜の9時過ぎに南の方から真上にかけて広がる天の川を見るのは、今では寝る前の”日課”となっている。街灯が少ないからこそだ。

 

田舎には田舎ならではの楽しみがある、ということだろう。

問合せ

☎:090-6709-0484

☎:0974-27-2054

紅型(ビンガタ)タペストリ

2021年鶴亀

アクセスカウンター
カラコン 通販ダイエットサプリピアス通販モテコン