14日夜からの熊本を中心とする地震が止まらない。今日（４／１６）の０１：２５はひどかった。家の中の小物がバタバタと音を立てて倒れた。懐中電灯を照らし、外に出てみると車庫にしている小屋の壁が少し落ちていた。田舎暮らしは自動車が無いと身動きがとれない。小屋がつぶれると車が出せなくなる。私はあわてて小屋の車庫から車を出し、表の駐車場に移動した。

妻も水や食料を車に積み込み、いざという場合に備えた。ここ大分・緒方町は震度５強のようだ。前日の地震が震度４だった。家の内外を点検すると、やたら写真立てなど小物が倒れている。居間の手作り障子枠も外れていた。朝まで携帯の緊急地震速報が何回も何回鳴る。その都度外に出た。余震も切れ目なく続く。二日続けての眠れない夜となった。

夜が明けてニュースを見て驚いた。あの阿蘇大橋が落ちているではないか。家の崩壊で犠牲者も多くでているようだ。俵山トンネルも崩壊しているらしく、阿蘇山の主要道路が軒並みつぶれている。熊本へ抜ける道が無くなってしまった。そして、なんと阿蘇神社の楼門や神殿も完全につぶれている。

昨日の熊本城の石垣崩落もショックだったが、相次ぐ熊本・阿蘇そして九州のシンボル的存在が消えていく。二重三重にショックである。

夜が明けると、身内や友人らから、電話やメールで心配する声がたくさん届いた。ありがたいことである。やなにが起こるかわからない状況になってきた。東北の震災で身内が被災し、現地に行った時のことを思い出した。大事なのは食料や水だけではない。

外に出したままの車のガソリンを満タンにした。軽トラも満タンにし、携行ガソリンタンク２０Ⅼも満タンにして備えたた。そして単一の乾電池も8個購入した。いずれもあの時に真っ先に品切れになったものである。

これらの備えがムダに終わることを祈りたい。2016年4月16日16時16分