3日ぶりに眠れた夜だった。前日までの慌ただしさがなくなってきた。緊急地震速報もなく。余震も少なくなった。あってもせいぜい震度1程度である。ここ大分・緒方町は平穏な時に戻りつつある。今日は朝から太陽がのぞき、昨夜降った雨も上がり、なんだかさわやかな日和である。

周辺の道路に異常もなく、ガソリンスタンドやスーパーなど通常営業をしている。電気や水道も止まるとはなかった。ただ、念のためということで、私の住む緒方町でも昨日から避難所が開設されたようだ。　

家の近くを通っているＪＲ豊肥線も今朝からゆっくりだが動いている。ただ、阿蘇大橋付近で道路もろとも線路が崩落しているため、大分ー竹田間のみの運転であり、残念ながら、熊本・阿蘇方面からくる、あの「ななつ星」は当面お預けとなった。あまりにも大きな山崩れのため、全面開通は困難かもしれない。

身内や友人知人から心配する電話やメールがたくさん届いた。ほんとうにありがたことである。TVや新聞のニュースでは被害のあったところ中心に局部的な内容を伝えているので、すべてがそうなっているようにも感じるのだろう。今の私達からすると、地震は収束しつつあるというのが実感である。

ここ緒方町は別府から熊本方面に東西に延びている断層から遠い位置にあり、どちらかというと宮崎の方が近い。地盤も固いと聞いている。もっとも、万一の事態の備えだけは怠らないようにしたい。 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016年4月１７日1５時３０分