平穏な町と、ざわつく町

キャンセルが続いていたが、久しぶりにお客さんが見えた。朝からいつものように土間掃除をし、香り米のモチ米でおこわを作り、出迎えた。なんだか日常が戻ってきたように感じる。

 

私の住む緒方町は平静である。一部地域で水道の水が濁った、という放送があったぐらいで、電気や道路等のインフラに問題は起きていない。町は平穏な時を刻んでいる。

 

ところが今日、隣町である竹田市で町がざわついている、という話が伝わってきた。スーパーなどの食料品、特にインスタント食品の棚が軒並み品切れになっているようである。先日の地元紙によれば熊本・阿蘇方面から越境して、竹田に買い物やガソリン給油に来ている人が増えている、とのことである。しかし、阿蘇の東側、滝室坂を通って外輪山を超え、大分に入れば道路も支障なく通れ、流通にも問題はないはずである。

 

私が高校生の頃のトイレットペーパー騒動を思い出した。母に言われて朝から行列に駆り出されたのである。多くの店の棚が空になっていた。確か洗剤や歯磨き粉までまとめ買いしたように思う。

 

「ちり紙がなけりゃ、昔のように新聞紙で拭けばよか」と親父は達観していたが。店の棚が空になっていると焦るのだ。残念ながら私もフツ―の人で「早う買わな、のうなる(無くなる)」と、騒ぎの一員と化してた。

 

噂が噂を呼ぶ。私も一通りの備えはしていおり、逃げ出すまでは自己完結で行動できるようしている。

しかし、必要以上に備えるため、買いだめに走るのはどうかと思う。

 

朝、ふと見ると山吹の花が咲いていた。人間界の騒動はどこ吹く風と、いつものように、あのどこまでも濃い黄色い花が咲いている。季節は春のど真ん中である。

問合せ

☎:090-6709-0484

☎:0974-27-2054

紅型(ビンガタ)タペストリ

2021年鶴亀

アクセスカウンター
カラコン 通販ダイエットサプリピアス通販モテコン