武雄図書館

先日、出かけた際に佐賀の武雄図書館に寄ってみた。あの蔦屋とスタバが内部に併設された図書館である。本屋の蔦屋が手掛ける、民営化された図書館、ツタヤ図書館第一号である。

 

入ってみて驚いたのは内部の空間、特に天井部が斜めに大きく開け開放感がある。半円上の2階席から下を見下ろすと野球場の観客席にいるかのような感じもした。そしてその2階席の先端にはデスクが並べてあり、多くの人がそこに座り、本を読んだりパソコンを操作したりしていた。こんな空間にいれば気持ちが雄大になること請け合いである。

 

旧来の図書館とまったくコンセプトが異なっている。天井まで本棚が伸び、所狭しと本を並べた、あの圧迫感がまったくないばかりでない。無味乾燥の机や、書架の片隅におざなりに置かれた椅子。カビ臭そうな地下の書庫。そういった図書館のイメージが一掃されていた。

 

1階の入り口から近いエリアの一部には売るための本や文具のエリアがあり、そしてカウンターにはスタバが併設されている。本の並びを見ると従来のものと少し異なる感じがするが、これは慣れの問題だろう。本を借りる場合はセルフ式になっているようで、様々な面で工夫されているようだ。

 

販売するものを含め、コーヒーを飲みながら本を読むことができる。本好きにはたまらない仕掛けができている。販売する本は厳選されているようで、地元志向の目的別に集めたコーナーもある。ベストセラー的な単行本もあったが、文庫本や週刊誌の類はなかった。

 

本屋か図書館か、と言われれればもちろん図書館のイメージである。ハイカラな図書館であり、本好きな人のニーズをしっかりくみ取ってできている印象であった。来館者が多いのは当然だろう。

 

 ツタヤとスタバ、今ふーの町にはなくてはならないステータスが、図書館という文化を確実に変え、そして町を活性化しつつあるように感じた。佐賀県出身の私だが、温泉しかなかった?あの武雄が世の中の先端を行く文化の発信地になっていようとは・・・

 

ところで、図書館の民営化として、ひところ世間を騒がせた理由は、いったいなんだったんだろうか?

たしか、住民投票で賛否を問うた自治体もあったように聞く。見ればだれもが納得すると思うのだが。

 

行ってみたくなる図書館。ずっといたくなる図書館。我が町・緒方にもほしいな~

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