”緒方・野尻城?”の石垣群を復元

話には聞いていたが、こんなに威力があるとは・・・

 

草刈り機とは”刃物で草を切断しながら飛ばす”こと、これを”刈り取る”と言う。草刈り機のまたの名は

「刈払い機」である。刃物といっても実際は包丁のような刃物ではない。チップソーと呼ばれているが、円盤状の先端に2~3ミリ角の固いチップが付いており、この四角いチップこそが要の刃である。

 

フツ―に草を刈るにはこのチップソーは強力である。ほんとにスパスパと切れる。ところがである。このチップソーには重大な欠陥がある。石など固い物に当たると、この肝心のチップが外れ飛ぶのである。チップの無くなった円板はただの鉄板。もはや草と対峙する術を持たない。

 

そこで登場したのがナイロンカッターである。四角い断面をしたナイロン樹脂のヒモである。草より強いが石には負ける。石に当たり続けると次第に自身の身を削り、やがて消えて無くなるという代物である。

 

実はこのヒモ(ナイロンカッター)を近所の人に「使っていないので」と譲り受けていた。このヒモ(ナイロンカッター)には草刈り機に取り付けるための専用の器具が市販されている。

 

”金はないが時間がある”私は、例によって自作することにした。いろいろ試して試作2号機めで実用に耐えられるようになった。早速自宅の石垣で試してみて驚いた。

 

す・ご・い!!! 

 

ブンブンと風切り音をたて、そして砂ホコリを舞い散らせながら。並みいる草を根こそぎそぎ落としていくのである。しばらく使っていると、ある癖があることに気が付いた。ヒモの根元から当てると直ぐにヒモが切れる。ムチのようにヒモの先端を少しずつ当てていくと調子がよい。チップソーのように草の”横から切る”のでなく、石の隙間に草の根があるので、そこを真上から狙っていく感じでがいいようである。粉塵だけでなくやたら物が飛ぶので自分の顔や周囲の安全対策は重要である。

 

我が家の石垣が見違えるようになった。調子にのって道路沿いだけでなく裏庭の山を背にした石垣も草刈り、というより苔落とし、とでも言おうか、数十年、いやこの家100年来の歴史的付着物が除去されていった。気分はもう、”遺跡発掘”状態。もしかしてこれは城壁跡か?

 

あの熊本城の石垣が4月の地震であえなく崩壊した。代わりと言ってはなんだが、ここ大分・緒方町でこの家代々に伝わる”緒方・野尻城?”石垣群が復活したのだ。 

チップソー

ナイロンカッター


復元中の土蔵前の石垣 → → →

草刈り・復元後の土蔵前の石垣


草刈り前の裏庭石垣 → → →

草刈り・復元後の裏には石垣


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