軽トラが動かない!?

軽トラのエンジンがかからない。なんてこったぁ、稲刈りシーズンなのに一大事である。

 

”農家=軽トラ”というくらい田舎暮らしに欠かせないのが軽トラだ。米を作った最初の年、収穫した稲(籾)を田んぼから我が家まで、ただひたすら一輪車で運んだ。あの急坂を30㎏の脱穀した籾袋を一袋ずつ運んだのである。たしか十数回。そして文明の利器、軽トラが農家にとって必須であることを実感したのであった。

 

自動車のエンジンがかからない時、疑うべきは一にバッテリィ、二にガソリンである。されどヘッドライトは点灯するし、ガソリンも半分近く入っている。ここに問題はない。

 

ただ、エンジンがかからないというより、鍵が回らない、と言った方が正確である。鍵の抜き差しをできても右に回らない。マニュアルに目を通しいろいろやってもラチがあかない。

 

最後の手段、車の保険会社に電話をしてレスキューを頼むことにした。実はこの保険のオプションで30分程度の緊急対応は無料でやってくれる契約になっている。既に陽がくれたが、緊急点検で来てくれることになった。

 

暗い中を隣町の竹田市から自動車整備場の人が来てくれた。そして車の状態を見るなり「これは・・・」と言いながら、運転席に座りハンドルを少し動かしたかと思うと、エンジンはすぐにかかった。

 

どんな魔法をかけたのか?私が目を白黒させていると。「ハンドルロックですよ」と言いながら説明してくれた。つまりこうである。エンジンをストップし、鍵を抜いたあとにハンドルを回すと、盗難防止で自動的にハンドルがロックされ、同時に鍵を入れても回らなくなる機能だそうだ。現在ほとんどの車に標準でついている機能らしい。

 

タイヤを外から見ると、確かに右側に切れた状態であった。鍵を抜いた後、無意識にハンドルが回したのだろう。翌日に検証実験をしてみた。すると確かに、鍵を抜いた後、少しハンドルを回すとカチッと音がしてハンドルが動かなくなった。解除方法は簡単である。ハンドルを同じ方向に回したり、左右に少し動かしながら鍵を回すと、ロックが解除されエンジンがかかった。

 

あらためて車のマニュアルを見たも、どこにもこのような説明はなかったが、インターネットで調べると簡単に検索できた。その昔聞いたことがある。鍵がない時は中の配線を直結すればエンジンはかかると。

そうだ、当時はそうだったかも知れないが、配線直結による盗難を防止するための機能なのだろう。

 

こちらに来てから運転を始めた私は車に疎い。あらためて自覚した。そして初めて車の保険を使ったのであるが、ほんとうに保険に入ってて良かったと思う出来事であった。

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