掘っ建て小屋ができた(その1)

石の上にも3年、いや苦節3年と言おうか、”思い立ったがやり時”を信条とするはずの私が、なんと3年猶予月経た本日2月5日、ようやく小屋の落成式の運びとなった。

 

あれは3年前止めるあなた駅に残し・・・じゃなく、「小屋作ったら~」の妻の声に背中を押されたものの、ただの工場エンジニアだった素人の私が、敷石を川に拾いに行くのから始め、穴を掘り、皮を剥いた丸太を入れて建てたのである。そう元祖”掘っ建て小屋”の完成である。

 

実は近くの農家で、このような掘っ建て小屋を自分で建て、農機具倉庫などにしているところがいくつかある。もう何十年も前のことのようであり、21世紀の今日、さすがに小屋を自力で建てる者は、そう多くはいないらしい。

 

正月を過ぎて間もないころ、穴を掘り始めてつかの間、家の裏でごそごそと何かやっているらしい、との噂がたったのか、何人かのお年寄りが散歩ついでに冷やかしにみえられた。「なにしよるな~」「いやちょっと」、「ほお、家建てよるな」「家じゃなく小屋です」。家と小屋の違いがよくわからないが、とりあえず人が住むものではないことだけは確かである。

 

それは様々な苦難の歴史でもあった。最大の問題は柱を9本立て、横柱をつないで上に登って骨組みの全景を見た時の衝撃である。上から見るとなんと柱が四角形でなく、ひし形になっていたのである。並み板のトタンを引き詰めて屋根を作る設計であり、正四角形でないとつなぐことはできない。ひし形の骨組みに並み板を並べると、ジグザグになるのは誰にもわかること。

 

そんな基本的かつ重大なミスを”石橋を叩いて叩いて石を割ってしまう(妻の言葉)”この私が、やってしまったのである。目の前が真っ白、いや真っ黒だったか、ショックでよく覚えていないが、1週間かけ、穴を掘り、石を引き詰めて建てた柱が一瞬でゴアサンとなってしまった瞬間である。(つづく)

50~60㎝の穴を掘る

柱を厚手のビニールで覆う

穴に入れ石を引き詰め締める


横柱をつないだところ

上から見るとセンターが大きく左にズレている

対角をとり計測すると最大25㎝のズレが・・・なんてこったー


問合せ

☎:090-6709-0484

☎:0974-27-2054

紅型(ビンガタ)タペストリ

2021年鶴亀

アクセスカウンター
カラコン 通販ダイエットサプリピアス通販モテコン