朝ドラ「ひよっこ」に期待

毎朝の楽しみのひとつが朝ドラである。4月からようやく新しいドラマ「ひよっこ」が始まった。”ようやく”というのはほかでもない、前回の「べっぴんさん」がひどかった。3月になっても、「まだ1か月もあるのか」という感じであった。

 

そんなに嫌なら見なければいい、と言われそうだがそうはいかないのだ。”朝食時に朝ドラ”が習慣となったのは東京でサラリーマンをしているころからのことであり、かれこれ20年近くは見続けているはずだ。

 

そんな朝ドラ歴の持ち主である私がワースト1の太鼓判?を押すドラマが「べっぴんさん」だった。まずは役者に問題があった。特に主役がヘタ1、その夫がヘタ2、そしてその娘がヘタ3、なぜこんなヘタ役者ばかりそろえた家族を中心にしたドラマだったなのかが最大の疑問。

 

主役の「芳根京子」だったか、なぜこんなにヘタなのか、ある時考えてみた。そして出てきた結論は、顔の表情の変化が乏しいこと。喜怒哀楽でほとんど変化がない。のぺーとした印象だった。話の展開も目まぐるしく、何を言いたいのか作者の意図がよくわからない場面が多かった。

 

このドラマは「ファミリア」という、皇室ご用達ともなった神戸にある子供服メーカのサクセストーリーなのだが、社内の出来事でこんなことがあった。定期採用の試験で、この中に主役社長の娘とその彼(後に夫)が親に内緒で志願していたのだが、人事担当役員が社長に隠して採用試験を進めており、これが最終の役員面接の場で初めて社長が知ることになったのである。

 

んなバカな。この会社のガバナンスはどうなっているのだ!私はTVの前でつぶやいた。つまるところ、この話で「親の七光りで入社したのではない」ことを言うための話題だったのだが・・・

そして案の定、ドラマはそのさえない人事担当役員が後任の社長になり、そしてそして最後にはそに娘婿

が社長にあいなったのである。

 

こんな話もあった。娘と彼(後に社長)が結婚式を挙げたその日、なんと二人が親の家に来て突如「今日からここに住みます」とやったのだ。きょとんとする親も「まぁいいか」と同居OK。いくらなんでもそれはないだろう。わがままし放題の娘に、それを許す親達なのだ。

 

肝心の「ファミリア」という神戸の子供服アパレルメーカーはなぜ成功したのか、ドラマの中でとんとわからなかった。育児というサービスとセットにして子供のことを一生懸命考えていたのはいいのだが、戦後間もないころの話である。着る物はおろか食べる者さえ事欠く時代に、フツ―の子供服の何倍もの値段もする高級子供服の話をあえてドラマにする意味は何か?。ある種の興味を持って見始めたのが去年の10月。3月になり期待は見事に裏切られたのを知ることとなったのである。兄からのお下がりと、せいぜいダイエーの安売り子供服で育った私には、そもそも無縁のお話だつたのだろうか。

 

実話に基づく朝ドラはこれまでもいくつかあった。ニッカウヰスキーの創業者「まっさん」は特に見ごたえがあった。会社の宣伝にもなっただろう。だがしかし、このネタ元会社「ファミリア」は果たして会社の宣伝になったのだろうか?はなはだ疑問である。

 

そんなこんなもあり、4月からの「ひよっこ」は絶対に面白くなくては困るのである。前半年の分も含めて是非とも埋め合わせをしてもらいたい。主役の有村架純はまぁいい。「あまちゃん」でこなれているだろう。脇役もなかなかよさそうだ。泣かせる台詞もこの1か月で何度かあった、脚本もよさそうだ。なにより故郷の茨城でやっていた、稲刈りと掛け干し、が私の主義主張?にぴったりである。

ようやく普段の朝を取り戻しつつあるようだ。

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