花粉症が直っ・・・?

花粉症歴30年ほどの私だが、ある時重大な事実に気がついた。ここ大分の程よい?田舎に暮らすようになって6年目であるが、3月のシーズンになってもマスクをしている人をあまり見ないのである。

そして普段目にする人を思い浮かべながら統計をとってみた。長年のエンジニアとしての職業病である。感覚ではだめだ、数字で統計で言わなければ真実は分からない。数えてみても、それっぽい人は一人か二人・・・ん?

 

確か東京でサラリーマンをしていた時の職場では、少なく見ても2割か3割は花粉症を患っていたはずである。それにしても大分は少なすぎる、何か異変でも起きているのだろうか?

 

「大分では花粉症は流行っていないのかな?マスクしている人あまりいないよね」ある時妻に話しかけると、「確かにスーパーでもマスク姿を見ないね~」「でも、人そのものがいないよね」

 

ズバリである。さすが私の妻だ。母数が決定的に異なるのだ。東京では職場など近場で、軽く数百人程度の統計がとれた。しかもである、ここではほとんどお年寄りばかりで、還暦を過ぎた私すら、まだまだ若者扱いである。

 

これでは比較にならない。大分で花粉症が少ない、という仮説はもろくも崩れた。統計学的に言うと、サンプル数が少なく、また年齢的な偏りが大きい。厳密に言うところの「有意差無し」という結論である。

 

そんなこんなで今年も花粉症シーズンを過ぎた5月になった。実はちょうど一年前の5月、私は花粉症の根治をめざし「舌下免疫療法」を始めていたのである。治療を始めて1年目の成績をここに公表したい。

 

3月初旬、熊本の友人宅に行った時、その花粉症の友人は鼻をぐしゅぐしゅといつもの光景だった。しかし、私の身にはまだ何の反応もない。「辛そうですね」とねぎらいの言葉すら出てきた。なんだか余裕が・・・「もしかして直ったの?」期待が膨らんできた。

 

しかし、それから1週間後、今年も忘れずに花粉症はやってきた。目が痒くなり、鼻水が出てきた。なんだ、遅れただけか。パンと膨らんでいた風船から一気に空気が抜けていくように、急速に期待がしぼんでいった。そして昨年買い置きしていた点鼻薬と目薬を使い始めているのだった。

 

それでも私は自分の身を慎重に観察していった。そしてその結果発症が治まるのが早まったことに気が付いた。確か毎年3月初めから4月中旬までの1か月半くらいが私の花粉症シーズンである。しかし今年は正味2週間か3週間くらいになったようだ。

 

何度でも言うが、私は根っからのエンジニアである。感覚的なデータでは科学的な結論は見い出せない。そこで私が採用したデータは点鼻薬と目薬の使用量である。毎年2本近く使う点鼻薬が、今年は1本も使いきらないで済んでいたの。結果、トータルの使用量が約半分に激減したことが判明したのである。

 

まとめてみよう。30代半ばで発症し、全盛?時代は2か月から3か月もの間辛い日が続き、杉のない海外にでも行くしかないか、と思うほどであった。そして40代前半にある知人より、「鼻洗浄」の話を聞き、1年を通して毎日せっせと塩水(温水)で洗浄した。その結果症状が半減した。

 

そして今回、舌下免疫療法を1年間やった結果、さらに症状が半減した。つまり全盛時代の八分の一である。一気に直りはしなかったが・・・投資効果を見てみよう。薬代が月に¥1,000程度(保険適用3割負担)だったので、診療代を加えるとこれまで約2万円程度の出費である。昨年までの市販の薬代が合計5千円程度/年なので、まだペイしたとは言えない。

 

金銭面で言えば以上の結果だ。だがしかし、気分が全然変わってきた。花粉が怖くなくなってきたのである。定性的な効果を加えると、費用対効果は十分か。そうだ、もう一年続けてみよう!

 

根治するのが先か、人生が終わるのが先か?この年になると、なんだか、なんだか・・・・

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