ポストカエルの顛末

我が家の玄関側にある白いポスト。そこに歴代住みついた”ポストカエル”が、この天気でついに旅立ってしまった。夏の夜になると、決まって玄関の街灯の明かりの下、白いポストの上でエサを求めてじーっと座っていた。そして、いつの日か夜だけでなく昼間も座り続けるようになっていた。

 

最初に座ったカエルの口伝えなのか、それとも”ポストに座れ”と”遺伝子に組み込まれたしまったその子孫カエルなのか、姿かたちを変えながらも毎年座り続けていたのである。

 

金属でできたポストは、夏の日差しを浴びると熱い、めっちゃ熱いのである。赤外線温度計で測ると、ゆうに60°cを超えている。「大丈夫か―」と声をかけるとも、黙ったまま座り続けていた。確かに思い出すと、歴代のカエルは、ポストの上に置いた飾り置きの裏に隠れていたりしていたのだが・・・

 

「ゆでガエル現象」というビジネス界の格言がある。熱湯の入った鍋にカエルを入れると、直ぐに飛でび跳ね鍋からて出てしまう。しかし、水を入れた鍋にカエルを入れ、少しづつ鍋を温めていくと、カエルはじっと鍋の中にいて、ついには茹で上がって(死んで)しまう、という話であるると。ぬるま湯につかっていると危ないぞ、という戒めである。

 

ポストの上で”ゆでガエル”をやってしまい、ついに干からびてしまったのだ。南無阿弥陀仏・・・

この日以来、私は声をかえるだけでなく、昼間はポストの上から出てもらうことにした。

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