実りの秋、最後は神だより

実りの秋、と言いたいところだが、6回目となった私の米作りはやや厳しい年となった。「日照りに不作無し」という。総じて天気が良かった今年は稲の生育はよかった。特に5月の終わりから6月にかけて雨が降らず、近所で”水争い”という時代ががった騒動さえ耳にするくらい晴れの日が多かった。

 

植物というものは万事お天道様で育つものである。ところがところが、10月初めに稲刈りはしたものの、雨また雨が1週間、10日と降り続いた。とどのつまりは2週続けての台風様のご登場である。

 

6年前に米を作り始めて以来、私はずっと竹竿を並べての掛け稲、天日干しをやってきた。ところが今年はなんと、その肝心のお天道様がお隠れになったまま。掛稲の”天敵”、雨が降り続いたそんな時、東京から友人が遊び来たついでに、宮崎県の高千穂へ観光に行くことになった。グットタイミング、高千穂峡と日本の太陽神こと天照大御神を祭る、天岩戸(神社)にお参りに行くことになったのである。

 

高千穂峡には何度か行ったことがあるが、天岩戸まで足を伸ばすのは初めてである。そして天岩戸神社のその先の川沿いにある洞窟までお参りした。時が時なら洞窟の前で、神楽でも舞うべきところであるが、ひたすら晴れるよう祈るのみであった。お賽銭は少なかったものの私の祈りは神に届いたようだ。お参りした翌日から晴れが続き、最後まで残っていた、モチ米「香り米」をようやく脱穀することができた。

 

科学万能の世の中、スマホというコンピューターを持ち歩く時代になっても、最後は神だよりである。お天道様は人間には制御できない、という当たり前のことを思い知る実りの秋となった。

雨の中の掛け稲 ”天日?干し”

最後の脱穀作業

ご存じ、宮崎:高千穂峡

天岩戸の洞窟

 


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