靴下2枚の冬

今年は例年に増して寒い。1月だというのに積雪が2回、ほんの数センチのことだがこのあたりではめずらしいことなのだ。それしても連日厳しい寒さで、私の足はしっかり霜焼けになってしまった。

 

私は生まれてこのかた、家の中では靴下をはかない主義であった。そんな私が今や靴下を2枚も重ねてはいている。「あなた極端なのよ」と妻は言う。「裸足だなと思ったら、いきなり2枚ですか」ときた。「洗濯物だけは気前よく出すんだから」とも。シブちんの私は「よろしくお願いします」と頭を下げるほかない。

 

早朝は連日の零下。私の統計によると、マイナス2℃くらいまで冷えると外の水道蛇口が凍るようになり、さらにマイナス3℃くらいまでになると、晴れていても洗濯物が糊を付けたかのごとく固まってしまう。そして2月8日の早朝、我が家で観測した最低温度の記録が出た。マイナス5℃である。何年か前の記録に並ぶので、正確に言うとタイ記録となる。

 

残念ながら温度計の精度の問題があり、いくつかの温度計が示した数値を見て整数で均す。少数以下の精度はないのでマイナス5℃が”公式”の記録として保存されるのである。

 

計測班の私は妻に報告の義務がある。ところが妻は寒さが大の苦手、寒さの記録を報告しても喜ばないのは自明のこと。そこで私は一計を案じた。「今朝は寒いけど、東京ほどではなかったよ」

 

そうである、かつて私達が住んでいた近くの東京・府中市でマイナス8度だか9度だか記録されたとTVニュースで騒いでいたのである。標高180mほどの大分の田舎町。連日の零下。その寒さに変わりはないけれど、少しだけ優越感が。「一応ここは九州だから」「東京ほど寒くはないけどね」気は持ちようである。

問合せ

☎:090-6709-0484

☎:0974-27-2054

紅型(ビンガタ)タペストリ

2021年鶴亀

アクセスカウンター
カラコン 通販ダイエットサプリピアス通販モテコン