我が家に変な模様の羽根を持った蛾がやってきた。二つの目玉から中央の鼻頭は、まるで猫の顔のようで、虎か豹のようにも見える。しかし、紛れもなく左右にそれぞれ二枚の羽根持った蛾である。
最初に見かけたのは玄関側から外を照らす街灯の側で、下を見下ろして来訪者をにらみつけているようでもあった。これは外敵を退治する「守り神」だな、と思い、しばらくやり過ごすことにした。
それから何日か経ち、いつの間にかいなくなった。と思いきや、今度は地べたの上で、枯れた芝生に紛れているではないか。同じ色をしているので、よくよく見ないと踏みつけてしまいそうである。しかたなく
そぉっと袋に入れ、上のカボス畑に移動してもらうことにした。
デジカメで撮影し、よくよく見ると、なんだか怖い気もしてくる。しかし、見方を変えると愛嬌のある顔にも見えてくる。たぶん本人は気づいていないだろうが、実に不思議な模様である。たぶん、これがほんとの”守り蛾ミ”と言えるかも?、