朝ドラ考

笑えない朝ドラ「笑てんか」が終わり、4月から新しく「半分青い」が始まった。スタートから好調である。片方の耳が不自由な女性が主人公とのことで、どうかな、と少し心配していた。ところがところが、とても明るく、そして笑えるドラマである。

 

現在、花の高校生男女4人組を中心に話が展開しているが、なんといってもヒロインの鈴愛(すずめ)のひょうきんさが、母親役(松雪泰子)のずっこけぶりと相まってとても良い。不自由な耳をカバーするためのツケ耳を考案しデートに持参する。その、ものおじしない性格は将来有望間違いなし。そして、初恋相手になった”びみょうな”顔立ちの小林君のおっさん臭さは絶妙だった。また、幼馴じみの男友達、律(りつ)などイケメン俳優もさりげない役割に徹しイヤミもない。現在のところパーフェクトな出来と言っていいだろう。

 

それにしても、前回の「笑てんか」は出来がよくなかった。1年前の「べっぴんさん」が史上ワーストならば、期待外れ度からして、その次あたりか。吉本興業の生い立ちのドラマということで、さぞや笑わせてくれるドラマと期待が高かっただけに、その落差が大きかったのである。ヒロイン役の女優の表情の乏しさは言うまでないが、”笑てんか”と催促されても、笑える場面がほとんどなかったことはハッキリ言えるだろう。なんだろう、話の構成といい、役回りといい、10年以上前の作り、といった感じで「こんなんでは笑えません」と、思わず言いたいような出来だったのである。

 

毎日見ていると、ヒロインのすずめ(永野芽郁)の顔立ちに味わいを感じてくるから不思議である。けっして美人ではない。はっきり言って鼻と目の間が空き過ぎている。とはいえ、ユーミン程ではない。デビユー45周年ということで、このところTVによく出てくるユーミンだが、彼女の場合、顔のパーツ配置がバラバラで、まるでまとまり感がない。「美形とはパーツ相互のバランスのこと」と誰かが言っていたことを思い出す。どちらも顔のパーツ配置に難があるものの、その個々の動きが豊かであり、恐らく性格に味わいがあるからなのだろう、たぶん?

 

そうこうとTVの前で人の顔を批評している私に妻が「あなたのバランスはどうですか?」ときた。「・・・」黙って2階に上がり、床に就くしかない私であった。

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