ヒエ取り終了!!!

「ヒエ取り終了!!!」9月27日の夕刻、ようやく妻に宣言することができた。なんと長いヒエ取り期間であったことか。梅雨明け後、7月中旬に本格的にヒエ取りに突入してから、なんと2か月もの間ヒエ取りに専念していた。

 

ヒエ取りはその成長毎に概ね4回行う。最初は田植して2週間過ぎたころ、種子として隠れていていたヒエが発芽して、イネと同じくらいの背丈になったころである。この時は草むしりのごとくイネとイネの間の草を網羅的にむしる。小さければ泥の中に埋めればよい。

 

二度目が田植えをして1か月過ぎたころ、田んぼの水を抜く、中干しをやる前である。この時は背丈も高いので、取ったヒエは田んぼの外に出す。但し、まだ穂が出ていないので畦に投げたままでも支障はない。

 

そして3度目がお盆過ぎにイネの穂が出て花が咲き終わったころである。この3度目のヒエ取りがようやく終了した次第である。花が咲いている間は、あまり田んぼの中に入らない方がいいと言われているので頃合いは難しい。既にヒエの穂も出ているので、根もしっかりしており、のこ鎌を使い、なるべく根元から切り取る。既にヒエの穂も出ているので、取ったヒエはすべて田んぼの外に出す必要がある。とったヒエは間違っても畦や農道に置き去りにしてはいけない。ヒエの種が流れて田んぼに入る危険があるからである。すべての田んぼは水路でつながっている。どこから苦情がくるかわからない。

 

ヒエはとことん嫌われ者である。人里離れた山まで捨てに行く人もいる。姥捨て山ならぬ、ヒエ捨て山でもあるのだろうか?また、ある人はヒエを集めて焼き払うという。ヒエはハリツケ獄門、まさに親の仇のごとく農民に嫌われているのである。ああ、ヒエに生まれなくてよかった。・・・

 

この夏の仕事。早朝の草刈りに夕方のヒエ取り、これが私の日課なり。朝夕合わせてもせいぜい3~4時間程度が労働時間ということになる。それも雨が降れば自動的にお休みになる。サラリーマンの悲哀、長時間労働とは対極の姿である。

 

そんな中、今年も猪が姿を見せた。9月に入って10日ころだったろうか。畦際の刈り取った草が重なっているところの、ミミズ取りである。そういえば昨年も同じころだったような気がする。慌てて電気柵を設置した。この時期はミミズとりなのでまだよい。9月下旬に穂が硬くなってくるころは、猪が穂をかじりにやってくる。そして稲を根元から倒していくので始末が悪い。

 

そんなヒエ取りもようやく終了した。いや、もう一度あるにはある。4度目は稲刈り前に行う、仕上げのヒエ取りである。もっとも、この時は稲から頭を出したものだけ取っていくので、そんなに手間はかからない。 

 

米を作って7年目。ヒエの恐ろしさ知ることになった年である。 

猪が進入した跡

猪避けの電柵を設置

ヒエ取りが終了し順調な私の田

ヒエ取りをせずに放置された他の人の田(ヒエが稲に覆いかぶさる)


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