イノシシが干支でいいのだろうか?

今年の干支は「イノシシ年」となっているらしいが、私はこれに”反対”している。なぜかと言えば私は米や野菜を作っているからである。米を作り始めた最初の年、収穫前の田んぼにイノシシに入られ、被害を受けて以来最も嫌っている動物である。狩猟でイノシシを取り食べる人もいるが、私にはそのような習慣はないのでただ嫌いなだけである。

 

私が日ごろ闘っている動物は「イノシシ」を筆頭に「アナグマ」「シカ」そして「ネズミ」だろう。「アナグマ」は畑を荒らし、「シカ」には田植したばかりの苗を食べられた。小屋の「種籾(米)」を「はつかネズミ」に狙われた時は大変苦労した。「シカ」は花札にこそ出てくるが、神様に干支には入っていないのでまぁ許せるとして・・・、なぜにイノシシやネズミまで神様の仲間に入れたのか、私にはとんと理解できないのである!?。

 

私の所に出没しないが「サル」は最も厄介な獣である。なにせ網を張っても登っていくので防御しようがない。しかも「サル」は狩猟の対象外ときている。話はそれるが、狩猟に関する官庁が「環境庁」であることが最大の問題である。つまり生態系の多様性を重んじ、もっぱら野生動物の保護こそを主目的とする人達と、私達農業者とはそもそも利害が一致しないのである。

 

また、野良「ネコ」も小屋の屋根裏に潜んだり、堂々と畑の中でウンチをすることもあり、私達にとっては厄介な存在である。しかし、一人暮らしの老人の相手にネコが一役かっている面もあり、そうじゃけにはできない。ちなみに神様が干支を決める時、この「ネコ」は「ネズミ」に騙され(元旦に集合がかかっているのを、翌2日が集合日だとする「ネズミ」のフェイクニュースを信じたらしい)干支には認定されなかったらしく、少し可哀そうな感じはする。

 

正月早々何を言いたいかといえば、干支に認定されている動物を見直しませんか、という提案である。いろいろ言えばきりがないのでひとつだけ。「イノシシ年」をやめて「カエル年」にしてほしいのである。

 

なぜかと言えば、カエルは虫を取ってくれるからである。畑でも田んぼでも、郵便ポストの上でも、ひたすらじーっと待って通りかかった虫に舌を伸ばしてパクリとやる。そのカエルは田んぼの中に卵を産み、オタマジャクシとして稲と共に成長する。まさに農業者と共存共栄のカエルの存在は、万人が認めるところだろう。カエルこそ農業者の神様にふさわしい動物であることを力説したい。そしんなわけで我が家の入り口に、親子カエルの石像がデンと守り神として鎮座している次第である。

 

日本の神様の総元締め?「神社本庁」に嘆願書でも出してみようかな?

(妻いわく、「好きにしたらー」)

近所の人から頂いた親子カエルの石像

(背中に苔がつき、アマガエルそっくり)


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