ちょっと変な大分の駅伝大会

駅伝と言えば正月恒例の箱根駅伝が有名だが、2月に恒例なのが県内一周大分駅伝である。県内の市町村対抗で、2/18(月)に大分市をスタートする5日間のレースである。2日目の2/19(火)には我が家の近くの国道も走る。

 

大会の名称からからして、タスキをつないで県内を一周する、と思いきやフツ―の駅伝と少々様相が違っている。まず、「県内一周」と言いながら一周しない。山間部などは最初から除外されている。距離にすると”県内半周”程度か。しからばタスキは一日の中で繋がっていると思いきや、毎日必ずパスする区間がある。3日目の竹田市から日田市においては、途中2回もパスする区間がある。その都度RS(再スタート)しているのである。

 

タスキのつながらない、ブツブツの駅伝大会となっているのである。山間部の多い大分県なのだから、まぁ勘弁して下さい、といったところだろうか。しかしである。あの掛け声はちょっといただけない。

「えっさ、ほいさ」「えっさ、ほいさ」。「イチ二」「イチ二」なんだこりゃ~。チームの伴走車のスピーカーから聞えてくる掛け声である。毎年のことだが、はっきり言ってちょっ笑ってしまう。

 

何を隠そう、かくいう私も元ランナーである。東京でサラリーマンをしているころ、昼休みの練習は当然のこととし、シーズンになると毎月一回はどこかの市民マラソン大会に出場していた。記録は?といっても紹介するほどのタイムは持ち合わせていないのだが・・・。

 

元ランナーとして言わせてもらいたい。走っている側で、こんな掛け声をかけられてはかなわない。「ウ・ル・サ・イ」。一番元気が出るのは自分の名前を呼ばれ「頑張れ!」。そして知らない人からは拍手がうれしい。

 

61回の歴史ある大会のようだが、どういう経緯なのかよくわからない。もしかすると、大昔の伴走車がついていたころの箱根駅伝の影響が残っているのだろうか?

 

実は私も箱根を走ったことがある。と言っても駅伝ではなく、自転車でである。若いころ、東京から九州まで約1,200kmを自転車で旅をした。私の故郷の佐賀まで6日半で走り切ったのである。一日に200kmの強行軍、その初日に箱根を荷物を積んだ自転車で越えたのである。きつかった、ばてた、死にそうだった。でも走り切った。いや、正確に言うとほとんど押して登っていた・・・。

 

箱根は文字通り”天下の剣”であることを肌で知った。その箱根を舞台とする箱根駅伝を、駅伝界の最高峰として、様々な駅伝大会があることは喜ばしいことだろう。でも、あの掛け声だけは・・・ちょっとね


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