5月に気仙沼・大島架橋の渡り初めに行った際に、震災遺構を見学した。気仙沼湾からほど近い場所に建つ、船乗りなど水産業を育むための高校、気仙沼向洋高校(旧気仙沼水産高校)の校舎跡である。2011年3月11日に高さ10mを超える大津波襲われたものの、当時学校にいた生徒や教職員は奇跡的に全員が助かった。
そして8年経った今年3月、様々な記憶と教訓を伝える為、校舎を保存することになったのである。破壊された物をそのまま見ることができ、津波のすさまじさを肌で感じることができた。そして映像シアターでは気仙沼を襲った大津波の脅威が様々な角度から映し出され、また震災1週間後に避難所で行われた卒業式の様子もあり、その時の生徒代表の答辞はとてもすばらしかった。そして気仙沼は必ずや力強く復活することを確信した。
玄関 入館料:大人¥600
校舎1階の廊下
1階教室の中
3階教室に流されてきた自動車
教室に散乱する資料
天井部分が無くなった体育館
4階教室の錆びたレターケース
黒ずんだところまで津波がきた
レターケースまで地上12m
校舎に残った者は、少しでも高く、と4階屋上に机を運んだ