今年も栗がたくさん収穫できた。これといって手をかけなくても勝手に実をつけてくれる天然の収穫物。同じ天然ものの柿やタケノコなどには、一般に実の少ない裏年というものがある。しかし、この栗はどうもそのようなものがなく、毎年一定量収穫できるような気がする。

私の住む周辺は天然の収穫物が多くある。しかし大変なのは収穫した後に待っている。タケノコは釜で茹でるのに1時間はゆうにかかる。同じように栗は皮を剥くのが一苦労。以前は包丁などを使って悪戦苦闘。たいてい一度は指を切る。

そこで重宝しているのが「栗くり坊主」という、栗剥き専用の道具がある。片方に刃があり、もう片方にがギザギザの刃が付いている。何年か前に近くのホームセンター「コメリ」で妻が見つけてきた。今年はほぼ私が栗剥きの担当である。何個かやっていると次第に指先がなじんでくる。そして刃先が自分の指先のように感じられ自由に操れるようになる。

これを使うようになって指先のケガはゼロ。慣れてくると、ひとつ剥くのに1～２分くらいか。生産性は5倍以上は確実。確かコメリで￥２０００程度だったと思う。田舎暮らしは手作りの暮らし、手作業の連続でけっこう疲れる暮らしでもある。しかしそこに、ちょっとした道具を使うと格段に快適になるようだ。