令和最初の大掃除

月並みに言えば令和最初の大掃除ということになるが、気持ちとしてはいろいろあった年の埃を払い、汚れを落とす積極的な意味での大掃除をすることであった。いろいろとは、良いことも良くないことも含めての身近に起こった様々なことである。

 

それにしても月日の経つのは早い。ここ大分・緒方に来て丸8年が経っ。つまり8回目の大掃除ということになる。我が家で大掃除と言えば二階の吹き抜けになった大きな梁の掃除である。吹き抜けにすると、

確かに家が明るく、そして広くなり気持ちもおおらかになるのは間違いない。だがしかし、掃除が大変なのである。埃は軽い。したがって宙に舞う。家の中で宙に舞えば必ず落ちてくる。そう、途中に梁があれば、その高くそびえる梁の上に埃が積もるのである。

 

この家の二階の部屋にはきちんとした天井が張ってあった。少々低かったがその天井は屋根裏の梁に取り付けてあり、リフォームの時に天井を剥がして梁をむき出しにしたものだ。大掃除の時はこの梁に舞い降りた埃を払うことになる。当然だがこの梁に登る階段とかはない。梯子を掛けるか、脚立で登るしかない。その梁に登って雑巾を使い埃を落とすのが、つまりこの家の大掃除のメインイベントとなっているのである。

 

私は子供のころから木登りと言おうか、高いところが無性に好きだった。小学校の遊具のひとつに木登り台があった。直径数センチの丸い木製の棒が何本が立っているだけのものだが、足を絡ませながらひたすら上るだけの遊びであるがけっこう夢中になったものである。さらに近くにあった消防小屋の火の見ヤグラの上にもよく登った。そして登っただけでは気が済まず、半鐘を吊るしてあるその上に登り立ったこともある。「○○と煙は高いところへ上る」というが、まあそうゆう類だったのだろう。

 

そういう私も還暦を過ぎ、はや数年経つ年になった。さすがに梁の上をスイスイとはいかない。そんな私に妻が救いの手を差し伸べてくれた。「これ使ったらどう」と差し出してくれたのは化学繊維を綿状に丸め細長くした物で、障子の桟の埃払いなどに使うものである。理屈で言えば静電気の作用で埃を吸付かせる道具である。「ん・・いいかもしれない」だが、ちょっと短いようだ、工夫は任せておけ、早速その柄に竹を差し込み1mほどに長くした。

 

これはいい。使ってみるとすこぶる便利だ。さっと撫でるだけで埃がみるみる落ちる。難を言えば埃が舞い散ることだろう。梁の上は半端ななく埃が積もっているところが多く、さすがに吸いきれない。いいじゃないか、どうせ床の上を掃除するにだから。梁の上に登らずに脚立や梯子からすべて手が届く。というわけで今年も大掃除が済んだ。庭木の剪定も目途がつき、年賀状も出した。そして餅もついた。正月はもうすぐそこだ。

 

※そんな日の午後に異変が。

近所のある人から「今年はまだ挨拶をしとらんゃった」「今年もよろしくお願いします」と・・・・。「ん?」私は一瞬何が起こったのかわからなかった。「え?まぁ?その?」と頭をさげるしかなかった。

いいじゃないの、二日や三日間違えたって。めでたい正月が少し早く来たってことで。とにかく前向きに生きて行こう、これからも。

梁に向かって梯子や脚立が

使い終わって真っ黒になった


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