薪つくり

冬の仕事といえば、なんといっても薪割りである。木の伐採から始まり、それを自宅まで軽トラで運んで30~40㎝程度にチェーンソーで玉切り、そして斧を使って薪割りをする。割った薪を自宅の小屋の軒先の薪棚にサイズ毎に積み込んで終わりである。

 

今年は近くの道路際の木を伐採した人から「片づけてくれ」と頼まれたので、立木の伐採をしなくてよかった。多くのものは1~1.5m程の長さのものまで切られていたので、そのまま軽トラに積み込むことができた。ただ、いくつかの木は根元で直径30㎝を超えるものもあり、ずっしりと思い。こうなると、長さ1mなんて長さのものは重たくてとても持上げて軽トラに積み込むことはできない。したがって、現地で薪の長さ30~40㎝程度で玉切りするし、一個一個積み込んで運んだ。

 

木の種類は樫の木がほとんであった。この樫の木は薪ストーブで使うには最高級ランクの木である。固くて火持ちがいい、おまけに木の筋が素直で真っすぐになっているため斧でスパッと切断できる。もっとも根っこに近い部分はさすがにとても固く、斧で一発とはいかない。チェーンソーで何回か切断した後にようやく斧が使えた。

 

葉っぱの付いた小枝の部分は、そのまま田んぼに運んで燃やすしかない。これだけで軽トラ10回ぶんくらいはあっただろうか。とにかくひたすら運び、そして田んぼで燃やした。薪としてはあんまり役に立たない部分だが、この部分は要りませんとは言えない。立木丸ごと持ち出すこと。そして木くずや葉っぱの掃き掃除までして終了である。

 

ちなみに、おとぎ話の「お婆さんが川で洗濯し、お爺さんが山へ柴刈り」に行った”芝”とは、この葉っぱのついた小枝を集めに行っていた、という話だと思われる。当たり前だが、山に芝生の「芝」なんかないだろうし、お爺さんには「芝」の必要もないだろうし。「柴」とは雑木の小枝のことであり、枯れ枝などをふくめた小枝全般をさしていたものと思われる。料理を作るカマドや風呂を沸かす燃料としての小枝集めのことである。私の子供のころも、いくらかその名残りがあり、薄っすら記憶が残っている。

 

薪作りに斧を除いた三種の”神器”は(1)に軽トラ、(2)にチェーンソー、そして(3)卓上の電気鋸盤である。確か3万円程度だったと思うが(3)卓上電気鋸盤は特に重宝している。田舎暮らしの基本は手作りの生活である。そこで大事なのは、なんでも手作業、つまり体力勝負にしないこと。ちょっとした小道具の有無が、田舎暮らしを長続きさせる秘訣のような気がする。

 

おかげで我が家の薪の在庫が増えた。なんだかんだで薪ストーブで使う3年分(1年に4ヵ月程焚く)くらいはあるだろうか。随分お金持ちになった気分である。妻には「氷河期が来ても1年くらいは毎日焚き続けられる量だ」と豪語している。

 

自宅裏に運搬(種類別に仕分)

大サイズ(玉切り前)

小サイズ→卓上電気鋸盤で切断


サイズ別に薪棚に積み上げ

40㎝サイズの大型チェーンソ-


問合せ

☎:090-6709-0484

☎:0974-27-2054

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